男体山の溶岩流が浸食されて、その淵は形成されました。
川岸には化け地蔵と呼ばれるお地蔵が並んでおり、その対岸の岩には「かんまん」の梵字が刻まれています。弘法大師が岩に筆を投げつけて刻まれたものと云われ、別名は弘法大師の投筆です。
夕方に訪れた所、雪灯りと夕陽に照らされて、渓谷は不思議な色合いに染まっていました。
淵は深淵の蒼色に染まっていました。
行きと帰りに数の合わない化け地蔵の伝説を秘めた淵は逢魔が時にその真の姿を垣間見せたようです。
撮影は1997年1月です。
対岸の植物園から落ちている滝は憾満滝です。写真は見つかったら公開します。
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