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2024年12月27日金曜日

愛媛の山と渓谷 東・南予編 改訂版/愛媛大学山岳会編/愛媛文化双書刊行会/1987年刊

特徴

  • B6版200ページのモノクロ冊子です。愛媛文化双書の第18巻で、初版は1974年です。
  • 登山道の概要説明だけでなく、山や神社の歴史、自然などに触れた記述もあります。
  • 略図には沿道の植生も記されていたりします。 
  • 古い本なので、現在とは地名や地形が大きく変わっているものもあるようです。一方で忘れられてしまった名前もあるので、貴重な一冊です。

掲載渓谷・滝…情報は以下の通りです。

  • 篠山…三つ輪の滝、白滝、松ヶ滝、やけ滝、九段の滝、スズキ滝
  • 横吹渓谷…ひょうたん渕、鍋渕、蛇渕
  • 滑床渓谷…出合滑、霧ヶ滝、布ヶ滝、出合渕、雪輪の滝、千畳敷、葛渕
  • 成川渓谷…蛇王渕、子平の滝
  • カルスト台地…昭和の滝、姫ヶ渕
  • 轟の滝(旧 御荘町/現 愛南町
  • 薬師谷渓谷…岩戸の滝、万代の滝、小瓢箪、釜飯渕、大瓢箪
  • 垂の滝
  • 鮎返り
  • 桂川渓谷…馬の渕、下女渕。中の滝、乙御前の滝
  • 三滝渓谷…うぶ湯の滝。次郎渕、太郎渕、マサカリ渕、鉄砲渕、赤子渕、二児の滝、カンス渕、よぜん渕、行者の滝
  • 白滝…雄滝、出合いの滝、雌滝、白滝、貫銅の滝
  • 鷲ヶ頭山…入日の滝
  • 翠波の峰…水ヶ滝、八ヶ滝
  • 富郷渓谷
  • 別子ライン…清滝
  • 津越の滝…鮎返し、雄滝、雌滝
  • 銚子の滝
  • 魔戸の滝
  • 皇子渓谷…樋瀉渕、斜岩磐滝、機滝、紅葉滝
  • 塩塚山…蟹渕、天ヶ滝

仁淀川町で遊ぶ本/仁淀川町/同左/2014年刊

特徴

  • 幅21cm高さ25.7cm75ページのカラー冊子です(記事ページは写真紙ではなく、普通紙に二色刷り)。町の自然を中心に、祭りや産業を観光視点で紹介しています。
  • 仁淀ブルーに代表される仁淀川流域の渓谷なども特集されています。

掲載渓谷・滝…情報は以下の通りです。写真は主だった一部の滝のみです。

  • 安居渓谷…飛龍の滝・昇龍の滝・背龍の滝・みかえりの滝
  • 中津渓谷…雨竜の滝・竜宮渕
  • 岩屋川渓谷…音淵・ひょうたん淵(名称情報のみ)
  • 赤滝・白滝

渓谷散歩 土佐の沢を歩く/谷川 省一郎/高知新聞社/1997年刊

特徴

  • A5版191ページの半カラーの冊子です。森に行くシリーズ、簡単沢登りHAMD BOOKとあるように、沢の初心者向け22コースを紹介した本です。全体の半分近くにカラーページがあります。
  • 渓谷の風景を中心にコースを紀行録的に紹介しています。

掲載の渓谷と滝…22コースの渓谷と滝は以下の通りです。

  • 東川渓谷と雁巻谷…説明図に滝記号1つ
  • 番蔵谷…赤滝・もみじ滝・ゴスケの釜
  • 物部川源流域…洞穴の滝(支流)・クラトコの釜・アイノウの釜・ネジレの釜
  • 長笹谷…百間滝
  • フスベヨリ谷
  • カンカケ谷源流
  • 堂床谷…説明図に滝記号3つ 
  • 安野尾渓谷…説明図に滝記号5つ
  • 冬谷渓谷…説明図に滝記号4つで、一の釜~三の釜(轟の釜)を含む
  • 赤荒渓谷…説明図の赤荒渓谷に滝記号2つ、周辺に滝記号2つ
  • 工石沢…説明図に滝記号3つ
  • 坂瀬渓谷…説明図に滝記号2つ
  • 竜王川渓谷…説明図に滝記号4つで、鶏声の淵を含む
  • 成川渓谷… 説明図に滝記号3つで、手前のアメガエリの滝と蛇淵を含む
  • 枝川川支流…説明図に滝記号3つで、程野の滝の東滝と西滝を含む
  • 奥安居渓谷…説明図に滝記号3つ
  • 一ノ谷渓谷…説明図に滝記号7つで、竜王淵を含む
  • 中野川渓谷… 説明図に滝記号4つ
  • 手箱渓谷…説明図に滝記号2つ
  • 白猪谷…説明図に滝記号1つ
  • 四万十源流の渓谷…説明図に滝記号2つ
  • 黒尊渓谷…説明図に滝記号2つ

2024年12月25日水曜日

高知の名瀑めぐり 滝を行く/宇野 薫/高知新聞社/1997年刊

特徴

  • 幅15.5cm高さ21.6cm190ページのハードカバーのカラー冊子です。前半がカラー、後半はモノクロのページとなっています。
  • 前半は伝説や信仰、歴史に彩られた滝の記事で途中からはそれらの写真を配置、さらに名瀑めぐりとして滝名のみの写真を列挙、後半はお勧めの滝コースをモノクロで紹介、という構成となっています。
  • ハードカバーにしたり、カラー写真比率を上げたり、凝った構成にしているのは、同じく高知県の滝を取り上げた南の風社出版の「こうち滝100選/武市 伸幸」をかなり意識されているように思います。いずれも他の多くの滝の書籍と同様、現在は古本でしか入手できないようですが…。
掲載滝…帯によると本書では82滝が紹介されています。各章で紹介されている滝数は以下の通りで、一部重複や程野の滝のようにどう数えるかといった滝もありますが、100滝は越えているように思います。
  • 石鎚の開山伝説と高僧釈善ゆかりの滝…4滝(解説とカラー写真あり)
  • 修験道の滝…2滝(解説とカラー写真あり)
  • 石鎚講の滝…2滝(解説とカラー写真あり)
  • 剣山と平家伝説…14滝(解説と、鍋ヶ滝を除いてカラー写真あり)
  • 名瀑めぐり…27滝(解説と、既出の轟の滝以外の26滝はカラー写真あり)
  • 室戸コース…3滝(解説とモノクロ写真あり)
  • 安田川~魚梁瀬コース…2滝(解説とモノクロ写真あり)
  • 物部川コース…3滝(解説とモノクロ写真あり)
  • 穴内川コース…4滝(解説とモノクロ写真あり)
  • 大豊秘境コース…3滝(解説とモノクロ写真あり)
  • 鏡川コース…5滝(解説とモノクロ写真あり、七ツ渕は全て渕の写真あり)
  • 早明浦ダム湖畔コース/瀬戸川・奥吉野川コース…11滝(解説とモノクロ写真あり、下女ヶ渕の写真はなく、既出の程野の滝は代表の1枚のみ)
  • 佐川町コース/坂折コース……5滝(解説とモノクロ写真あり、長谷渓谷は代表で獅子落としの滝の写真あり、1滝とカウント)
  • 仁淀川周辺コース…11滝(解説とモノクロ写真あり、カラーで既出の2滝は写真なく、岩屋川渓谷は1滝とカウント、大滝(おおたび)は神社の写真のみ)
  • 須崎市~中土佐町コース…4滝(解説とモノクロ写真あり)
  • 四万十川コース/四万十源流域・中流域コース…10滝(解説とモノクロ写真あり)
  • 幡多郡四万十コース…7滝(解説とモノクロ写真あり)

2024年12月23日月曜日

こうち滝100選/武市 伸幸/南の風社/1996年刊

特徴

  • A5版128ページのモノクロ冊子です。「高知県の滝」の続巻とのことです。前書は500部のみだったようです。読売新聞に掲載の「土佐の滝」の取材をベースに補足・追加されたようです。
  • 地域別に滝位置の略図があり、簡略な説明と滝までの経路が文面で記されています。
  • 18滝について、その伝説についても記載があります。
  • 巻末に掲載された滝の一覧表があり、本流/支流の区別、直下型/多段型、落差、滝壺有無、備考の記載があります。
  • 発行から時間が経っていますので、現状については要確認です。アプローチから存在そのものまで大きく変わっている可能性があります。

掲載滝…全部で105滝が掲載されています。現市町村順での各滝数は以下の通りです。

  • 安芸市…4滝
  • いの町(旧 本川村)…2滝
  • いの町(旧 伊野町)…4滝
  • いの町(旧 吾北村)…3滝
  • 大川村…5滝
  • 大豊町…6滝
  • 越智町…6滝
  • 香美市(旧 物部村)…3滝
  • 香美市(旧 土佐山田町)…3滝
  • 黒潮町(旧 佐賀町)…1滝
  • 黒潮町(旧 大方町)…1滝
  • 香美市(旧 香北町)…7滝
  • 北川村…2滝
  • 高知市…3滝
  • 高知市(旧 土佐山村)…3滝
  • 高知市(旧 鏡村)…4滝
  • 香南市(旧 夜須町)…1滝
  • 佐川町…1滝
  • 須崎市…1滝
  • 四万十町(旧 十和村)…2滝
  • 四万十町(旧 西土佐村)…2滝
  • 四万十町(旧 中村市)…3滝
  • 宿毛市…1滝
  • 津野町(旧 葉山村)…2滝
  • 津野町(旧 東津野村)…4滝
  • 東洋町…1滝
  • 中土佐町(旧 大野見村)…1滝
  • 土佐市…1滝
  • 土佐町…4滝
  • 奈半利町…1滝
  • 仁淀川町(旧 吾川村)…4滝
  • 仁淀川町(旧 池川町)…6滝
  • 仁淀川町(旧 仁淀村)…1滝
  • 南国市…2滝
  • 日高村…3滝
  • 馬路村…1滝
  • 室戸市…2滝
  • 本山町…1滝
  • 安田町…2滝
  • 梼原町…1滝

轟神社由緒記/梅枝 興栄/轟神社社務所/1986年刊

特徴

  • B5版21ページのモノクロ冊子です。海南町の轟九十九滝を訪問時に著者である轟神社の当時の第十九代の宮司 梅枝氏からたまたま直接頂けたものです。
  • 再発行されたもののようですが、非売品であり、現在、入手は困難だと思われます。
  • 表紙は虹のかかった本滝の滝壺の写真、裏表紙は二重の滝のカラ―写真です。
  • 轟神社・轟瀧古絵図が載っており、現在、渓谷の入り口にある看板はこの絵図を簡略化されたもののようです。
  • 祭神の説明、轟神社略記、轟大明神由来書、本殿の説明、関連する和歌や漢詩が載せられています。
  • 霊験あらたかな事を示すものとして、滝壺の神輿の写真に写り込んだ霊火と江戸時代の寛政の頃に時々見られたUFOらしき飛行物体の記述があることです。前者は神輿がしっかり写っているのに、霊火は動いていたため、尾を引くようにブレて写っています。UFOらしきものは雷鳴のように震動し、傘のような円火が夜空を飛行する時は昼間のように明るくなったといいます。

掲載滝…轟神社・轟瀧古絵図に記載されている滝は以下の通りです。

図中に滝の画と名前が記されている滝…下流から順にですが、順序が明確でないものもあります。また、現在と名前の変わっている滝もあります。

  • 本瀧
  • 清浄ノ瀧
  • 二重ノ瀧
  • 横見ノ瀧
  • 長瀧
  • 丸渕滝
  • 石小屋瀧
  • 大烏瀧小烏瀧
  • 柱瀧
  • 千渕ノ瀧 
  • 鍋割瀧

図中の文に書かれている滝名…王餘魚谷以外の滝のようです。なお、これらと小さな滝々を合わせて轟九十九滝を呼称するとあります。

  • (名)稲ノ瀧…現在、稲井戸の滝と呼ばれる滝かも知れません。稲の字は潰れており、読み間違いかもしれません。名の字は「ノ名、稲~」なのか「ノ「名稲~」」なのか不明ですが、現在の名が稲井戸の滝であれば、稲ノ瀧が正しそうです。
  • 立岩タキ
  • シライトタキ
  • 白瀧
  • 掛岩瀧…掛の字は潰れており、読み間違いかもしれません。
  • コグリ瀧
  • 大石小屋タキ
  • 大橋タキ
  • ノパリ瀧(あるいは、ノペリ瀧かも)
  • 二見タキ
  • ウズタキ
  • ハラ之タキ(あるいは、ハラえタキかも)
  • 出危タキ
  • 上戸タキ
  • ケヤキ谷タキ
  • 飛磯タキ

2024年12月22日日曜日

滝王国 in きさわ 第2集/村おこし30人衆商工観光部会/1998年刊

特徴

  • B5版42ページのオールカラー冊子です。旧 木沢村で地域活性化を目指す村おこしグループが発刊した冊子です。
  • 本書、第2集は深山幽谷にある滝を中心に取り上げられています。

掲載滝…村おこし30人衆が調査した66滝のうち、37滝が掲載されています。詳細は省略しますが、第1集・第2集で掲載されなかった7滝がどんな滝かは気になるところですが、第3集は未発行で終わりそうです。

 

愛媛の山と渓谷 東・南予編 改訂版/愛媛大学山岳会編/愛媛文化双書刊行会/1987年刊

特徴 B6版200ページのモノクロ冊子です。愛媛文化双書の第18巻で、初版は1974年です。 登山道の概要説明だけでなく、山や神社の歴史、自然などに触れた記述もあります。 略図には沿道の植生も記されていたりします。  古い本なので、現在とは地名や地形が大きく変わっているものもある...