滝は石英閃緑岩でできており、的様と呼ばれるトーナル岩(アルカリ長石をほぼ含まない石英比率が高い閃緑岩)の有色・無色の縞状模様が滝上にあります。
的様の滝というのは正式名称ではなく、近年、いざなみの滝と命名されたそうです。しかし、近くにイザナミを祀った社がなく、地元の人には的様の滝の名で親しまれており、正式名称と見なしても差し支えなさそうです。
的様は雨乞いの対象でもあったとの事で、一般的に陽石には日照を、陰石には雨乞いを祈願したそうで、的様を陰石とみなし、女神であるイザナミと同一視したような気がします。
的様(一の的)の写真です。
源頼朝が弓の鍛錬のために的として作ったという伝説が残っています。かつて下流に二の的・三の的がありましたが、今は埋没しているそうです。
少し離れて撮った的様です。
的というより魚が泳いでいるように見えました。
的様の滝の滝壺です。
白い岩の滝壺と透明な水が何とも印象的です。
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