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2024年12月25日水曜日

高知の名瀑めぐり 滝を行く/宇野 薫/高知新聞社/1997年刊

特徴

  • 幅15.5cm高さ21.6cm190ページのハードカバーのカラー冊子です。前半がカラー、後半はモノクロのページとなっています。
  • 前半は伝説や信仰、歴史に彩られた滝の記事で途中からはそれらの写真を配置、さらに名瀑めぐりとして滝名のみの写真を列挙、後半はお勧めの滝コースをモノクロで紹介、という構成となっています。
  • ハードカバーにしたり、カラー写真比率を上げたり、凝った構成にしているのは、同じく高知県の滝を取り上げた南の風社出版の「こうち滝100選/武市 伸幸」をかなり意識されているように思います。いずれも他の多くの滝の書籍と同様、現在は古本でしか入手できないようですが…。
掲載滝…帯によると本書では82滝が紹介されています。各章で紹介されている滝数は以下の通りで、一部重複や程野の滝のようにどう数えるかといった滝もありますが、100滝は越えているように思います。
  • 石鎚の開山伝説と高僧釈善ゆかりの滝…4滝(解説とカラー写真あり)
  • 修験道の滝…2滝(解説とカラー写真あり)
  • 石鎚講の滝…2滝(解説とカラー写真あり)
  • 剣山と平家伝説…14滝(解説と、鍋ヶ滝を除いてカラー写真あり)
  • 名瀑めぐり…27滝(解説と、既出の轟の滝以外の26滝はカラー写真あり)
  • 室戸コース…3滝(解説とモノクロ写真あり)
  • 安田川~魚梁瀬コース…2滝(解説とモノクロ写真あり)
  • 物部川コース…3滝(解説とモノクロ写真あり)
  • 穴内川コース…4滝(解説とモノクロ写真あり)
  • 大豊秘境コース…3滝(解説とモノクロ写真あり)
  • 鏡川コース…5滝(解説とモノクロ写真あり、七ツ渕は全て渕の写真あり)
  • 早明浦ダム湖畔コース/瀬戸川・奥吉野川コース…11滝(解説とモノクロ写真あり、下女ヶ渕の写真はなく、既出の程野の滝は代表の1枚のみ)
  • 佐川町コース/坂折コース……5滝(解説とモノクロ写真あり、長谷渓谷は代表で獅子落としの滝の写真あり、1滝とカウント)
  • 仁淀川周辺コース…11滝(解説とモノクロ写真あり、カラーで既出の2滝は写真なく、岩屋川渓谷は1滝とカウント、大滝(おおたび)は神社の写真のみ)
  • 須崎市~中土佐町コース…4滝(解説とモノクロ写真あり)
  • 四万十川コース/四万十源流域・中流域コース…10滝(解説とモノクロ写真あり)
  • 幡多郡四万十コース…7滝(解説とモノクロ写真あり)

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