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2025年8月24日日曜日

土々呂七滝に関する考察(見直し)

徳島県つるぎ町にある土々呂の滝の周辺にはかつて土々呂七滝を記した看板がありましたが、古すぎて、滝名が読めないものがありました。


 

以下に今回、判明した事実を列記します。

(事実1)土々呂の滝の上にある多聞寺 奥之院 灌頂院の本尊は双身毘沙門天であり、七福神の毘沙門天を祀っています。

(事実2)土々呂の滝下流にある滝は大国滝と判明しました。滝のハンドブック 徳島100の滝に載っていました。

(事実3)七滝のうち、土々呂の滝下流右岸にある滝は福守滝と書かれていたそうです。

以上から七滝は七福神に関連した滝名がつけられていたと推測されます。各滝と七福神の関連は以下の通りです。

土々呂の滝…七滝の主瀑で、その上の灌頂院の本尊は双身毘沙門天であり、土々呂の滝も本尊の毘沙門天と同一視されていたと思われます。滝口付近は真ん中の大岩で2条に分かれており、本尊の双身とイメージが重なります。

大国滝…土々呂の滝下流にあり、七福神の大黒に対応しているようです。元々は大黒はインドの神様でしたが、日本では大国主命と同一視されるようになり、大黒を大国とも書かれるようです。看板も国ではなく〇黒滝と書かれているようでした(〇は判読困難)。

十輪寺の滝…土々呂の滝の少し上流の左岸支流の滝見橋から見える滝です。十輪 七福神は、淡路島にある寿老人を祀る十輪山 寶生寺を指す、との事で、七福神の寿老人に関連した命名の可能性があります。しかし、看板の十輪寺の滝の右側にある建物が十輪寺でその名の由来らしく、さらにその本尊は大日如来なので、寿老人との関連性はちょっと怪しいです。

福守滝…ネット上で看板を判読できた滝名で、土々呂の滝の下流の右岸対岸にある滝です。福守との関連から七福神の福禄寿に対応した滝名のようです。 

壽滝(寿滝)…その名のままで寿老人からの命名としたい所ですが、寿の漢字がある七福神の残るは恵比寿に対応しているようです。七滝のなかでも比較的目立つ場所にあるので、多分合っていると思います。

行者滝…寿滝の上にある滝です。滝名ははっきりしていますが、その名に七福神の欠片も残っていませんが、残る七福神のうち、布袋か弁財天ゆかりの滝の可能性が高いと思われます。下流の寿滝が恵比寿だとしたら、その上流のこの滝は布袋関連の可能性の方が高そうです。その名からかつては滝行が行われていたようで、その土地になじみ深い点もその可能性を示唆していそうです。

名称不明滝…十輪寺の滝上流のこの滝は看板で滝名が読めていません。行者の滝同様に布袋か弁財天のいずれか、特に弁財天の方の可能性が高そうです。〇寶(宝)滝のようにも見えます。弁財天は商売繁盛・財福の女性の神様で、二臂の場合は琵琶、八臂の場合は宝珠など八つの宝を持っているそうで、寶とは縁が深いとの事です。八面六臂(はちめんろっぴ)の活躍という表現は仏様が八つの顔と六つの臂(ひ)で活躍する様を比喩したものです。

2025年7月8日火曜日

名称不明滝/水沢観音/滝沢川/群馬県吉岡町

水沢観音近くの船尾(ふなお)滝手前の名称不明滝です。 

現在は手前のこの滝までも行く事ができないようなので、挙げておきます。

元遊歩道の吊橋付近にある滝で、左側にも同じ位の高さの滝が並んでいます。 

2025年7月7日月曜日

☆平湯大滝(氷瀑)/奥飛騨温泉郷/大滝川/岐阜県高山市(旧 上宝村)

奥飛騨温泉郷にある☆平湯大滝の氷瀑です。

現在は滝壺周辺、特に冬季は立入禁止となっているようです。

撮影は30年以上以前だと思います。 

 

 

 

滝上部をズームした写真です。 

まだ完全には氷結していませんでした。

 

 

 

 

 

滝壺付近です。

雪と氷で山のようになっており、滝壺は隠されていました。 

2025年7月2日水曜日

九州の沢と源流 改訂版/吉川 満/葦書房/1996年刊

 特徴

  • 幅12.8cm高さ18.6cm版76ページのモノクロ書籍です。巻頭にカラー8ページの写真があります。数少ない、九州の沢ガイドです。改訂版は66ページほど増ページしているようです。
  • 最初の章は「九州・沢登りのすすめ」で、20ページにわたり、沢登りの技術・装備・安全対策・遡行図の味方等の基本知識が書かれています。 難易度グレードは1~6級区分に基づき、初級者向け・中級者向け・上級者向け(4級以上)で評価しています。
  • 沢の各章には最初に地域の概要と概念図が示されています。各コースには難易度グレード・交通・地図名・概要・アプローチ・コース・参考時間(遡行・下降時間)が書かれています。一部の谷は遡行図等、省略されているものもあります。

固有名のある滝の掲載があるコースのみ記載。太字は写真あるもの。斜字は増補分で実際には本書後半に記載されています。

脊梁山地の沢

  • 福根谷…ヒヨングリ滝
脊梁・宝満周辺の沢 
  • 金山沢…坊主滝
  • 滝川谷…花乱の滝
  • ダルメキ谷…アンの滝
  • 堤谷・猫谷…一の滝~三の滝・初音の滝・前の滝・奥の滝・鼓の滝・斜滝・金剛の滝・般若の滝・行者の滝・絶食の滝・漬目の滝・剣の滝・獅子の滝・扇の滝・夫婦滝・瀑音の滝

祖母・傾山群の沢

  • センゲン谷…あくた神の滝・センゲン大滝
  • クチヤ谷…竜ヶ岩滝
  • アラト谷…一合目滝

阿蘇周辺の沢

  • ツベツキ滝…ソーメン滝・ツベツキ大滝
  • 松ガ尾谷…大滝
  • 赤ガレ谷・赤谷…三段滝
  • 仙酔谷…つばめの浄土
  • 倶利伽羅谷…清水の滝

大崩山群の沢

  • 夏木谷・鋸切谷…ドンドン淵
  • 鉾岳谷…鉾滝 

尾鈴山塊の谷

  • ケヤキ谷…紅葉の滝・すだれの滝・さぎりの滝・白滝
  • 板谷川…祇園の滝

市房周辺の沢

  • 田出の河原谷…佐市の滝
  • 山の口谷…山の口大滝

霧島山系の沢

  • 霧島川左俣…両滝 

日向大森岳周辺の沢

大隅半島の沢

  • 大箆柄川…おしの滝
  • 馬形川左俣…赤松滝 

屋久島の沢

  • 瀬切川…大滝
  • 大川…大川の滝
  • 小楊枝川…小楊枝滝
  • 湯川…湯川の滝
  • 鯛の川…トロ―キの滝・千尋の滝・小千尋の滝
  • 宮の浦川…白糸の滝・龍王の滝
  • 鈴川…蛇の口滝
  • 安房川…トンゴの滝・千尋の滝 

雲仙・九重・由布・求菩堤ほか

  • 恐淵谷…恐淵・夫婦淵
  • 由布川峡谷…みこやしきの滝・めくらの滝・めがねの滝
  • 熊八重谷…千尋の滝 

2025年7月1日火曜日

渓谷開拓記録集【四国】/鈴木 助/GORGE CLUB/2024年刊

特徴

  • A4版76ページのフルカラー書籍です。四国という遡行録に取り残されたフロンティアの開拓記録でもあり、ガイドというより写真集に近く、大判の写真多数です。
  • 掲載内容は以下の通りです。開拓記録:記録未見(3本)または断片的な記録しかない渓谷(8本)、四国の険渓:遡行図(水線突破ライン)付き遡行記録4本、四国の名渓4本、その他:強烈な個性の沢8本(うち5本開拓)。
  • 困難さの目安として、集水域の面積をデータとして示しています。 遡行図も一部ありますが、核心部だけであったり、さわりの紹介となっています。
  • 2024年に第3版まで出ていますが、自家出版のようなので部数は限られています。欲しい方はお早めに。原価も結構な値段しています。 

掲載渓谷名と掲載のある滝(固有名のあるもの)。太字は写真あるもの。

開拓8本

  • 大野椿山川 左俣…蒼穹の滝(著者命名)・しょうきちの滝
  • 冷谷
  • 安家谷川…成王瀬の滝・轟々の滝
  • 大野椿山川 右俣…五色の滝
  • 泉谷
  • 大用地谷
  • 新居田谷…東又大滝・新居田の滝
  • 中谷
  • 中の川川 右俣
  • 長滝川
  • 足谷川

四国の険渓4本

  • 足谷川
  • 高瀑渓谷…高瀑
  • 瓶壺谷 右俣…瓶壺
  • 魔戸の滝…魔戸の滝 
四国の名渓4本 
  • 面河渓…下熊淵・上熊淵・虎ヶ滝・魚止めの滝・御来光の滝
  • 坂瀬川
  • 鉄砲石川 左俣
  • 弘沢…屏風滝

その他8本

  • 北谷 幻の大滝…百間滝・幻の大滝
  • 釜ヶ谷…大釜の滝・小釜の滝
  • 阿野地谷
  • 御祓川
  • トチグルス谷
  • 止呂峡
  • 長沢の滝…長沢の滝
  • 中津渓谷…雨竜の滝 (日本の滝百選とありますが、間違いです)

2025年6月29日日曜日

帝釈山脈の沢/佐藤 勉/白山書房/2001年刊

特徴

  • A5版116ページのモノクロ書籍です。巻頭にモノクロ写真が8ページあります。市川学園山岳OB会の遡行記録をまとめた一冊です。ガイド的な書籍ではなく、マイナーな山域の貴重な遡行記録を残すための書籍です。
  • 沢の出合から遡行終了までの道程と遡行日・大まかなコースタイム・メンバーなどの記述があり、一般的な遡行図の代わりに渓相図と仮命名された地形図と遡行図を組み合わせたものを採用しています。ただ、試行的なものであるため、滝の位置等の正確性に課題が残っているようです。 

掲載ルート名と掲載のある滝(固有名のあるもの)。滝名は本流・支流区別していません。固有名のないコースは省略してあります。

一.明神ヶ岳山彙(山群の意)の沢

二.荒海山彙の沢

  • 六、入山川支流、岳の沢…次郎滝
  • 九、湯西川支流、竹沢(下降)…竹沢の大滝

三、枯木山山彙の沢

  • 六、白滝沢…白滝

四、馬坂沢・無砂沢

五、黒沢・コザ池沢

  • 五、コザ池沢本谷…カッタテの滝・コザ池の滝 

六、鬼怒川最上流の沢

  • 一、鬼怒川本流…日向オソロシの滝・オロオソロシの滝
  • 四、オロオソロシ沢…オロオソロシの滝
  • 五、日光沢…鬼怒滝
  • 六、日向オソロシ沢…日向オソロシの滝

七、舟岐川

八、実川

九、西根川等、帝釈山脈北面の沢

  • 三、見通川支流、倉の沢…オッタマゲの滝(柏瀬氏による仮称)

十、片品川、中の岐川

十一、片品川支流、根羽沢

十二、片品川左岸支流(車沢)・大滝川

十三、片品川右岸支流、一の瀬川

十四、笠科川左岸支流の沢

  • 七、赤沢…両トノ滝 
  •  

 

 

関西の沢登り[3]南紀の沢/樋上 嘉秀/ナカニシヤ出版/2007年刊

特徴

  • 幅13.5cm高さ19.5cm240ページのモノクロ書籍です。巻頭にカラー写真が4ページあります。関西の沢登り全3巻の第3巻です。著者お勧めの30コースの遡行記録が掲載されていますが、うち29コースが熊野川水系となっています。
  • 各ルートの説明にはランク(初心者~上級者の3ランク)、行程、地形図名、概況、アプローチ。入谷ルート、遡行状況、下山ルート、参考タイムが記載されています。本文中の小さな写真は大体のコースにあり、たまに大きな写真があります。 

掲載ルート名と掲載のある滝(固有名のあるもの)。写真あるものは太字表記。滝名は本流・支流区別していません。固有名のないコースは省略してあります。

十津川直系

2.十二滝谷…十二滝

3.橋の谷下部ゴルジュ…布引滝

4.八木尾谷本谷と右俣…ネジ滝

三越川水系

大塔川水系

7.黒蔵谷…鮎返し滝・黒蔵滝

8. 笹の瀬川の金石谷…雨泊滝・ヒッポの滝

 9.大杉谷…大杉滝

 赤木川水系

10.鳴谷…鳴谷大滝

 11.奥山谷…アメ止め滝・甚五郎滝

14.滝本北谷…筆藪滝・部屋滝・猿手滝・溜湾殿滝

15.滝本本谷…宝竜の滝(上段・下段)・しら滝

16.ガマ谷…野々滝・中の滝・ガマ滝

高田川水系

17.内鹿野谷…ナマズ口の滝・一ツ落の滝・栂の戸の滝

18.ナル谷…一の滝・二の滝

19.栂谷…ガンガラ滝・黒滝

熊野川直系

21.立間戸谷…源助滝・牛鬼滝・屏風滝

22.白見谷…葵の滝・白竜の滝

北山川直系

26.立合谷…ナベ滝・ふじんぼ滝・よりきや淵滝・はま松滝・銚子滝・ぬたの滝・ウシオ滝

27.葛川上流部…枝又の滝・不動滝

相野谷川・日置川水系

29.中の谷…一の滝~四の滝・落打滝 

 

 

 

 

牛呼滝

 

不動の滝/深大寺不動堂/東京都調布市

 深大寺山門から東側に少し離れた不動堂近くの不動の滝です。 立川市~田園調布に亘る国分寺崖線にかかる滝の1つで、他には 等々力渓谷の不動の滝 、喜多見不動のお滝などがあります。 (喜多見不動は崖崩れの危険のため、2026年11月末で閉鎖) 東京都の名湧水57選の1つで調布市はその...