写真はケスタ地形の場所です。
ケスタはスペイン語で長い斜面の意味で、硬い地層と柔らかい地層の積層した地層が地表で浸食されたギザギザの地形を指します。
一方でいかにも堆積層と分かる礫岩地層も見ることができます。こうした堆積層にはしばしばノジュールと呼ばれる丸い塊が見られ、中には核となった化石が出てくる事があります。
幻夢洞のハチの巣状風化岩です。
風化による穴が多数見られます。以前は文字通り、風による浸食と考えられていましたが、近年は化学反応によるものと見られています。
千畳敷岩です。
岩盤が海蝕作用で平らになった海底面が隆起して見られる地形です。表面には波の浸食跡の規則正しい漣痕(リップルマーク)も見られます。
このような地形も含めて多種多様な地形が観察できる場所は貴重だと思います。
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