古くは翁仙ノ滝でした。読みは同じですが、性別が入れ替わっています。翁は「おきな」とも読み、じいじの意味ですが、嫗は「おうな」とも読み、ばあばの意味です。こうした名前の変更は観光地の滝名にありがちです。
写真は1995年6月の嫗仙の滝です。滝前には大きな岩が転がっており、苔が生えて岩の上には若木が生えており、長期間、ここにあった事を示していました。
写真は後日の訪問時です。
上の写真にもあった枯れ木が同じ場所に残っていましたが、下流側にあった岩は無くなっていました。枯れ木が残って岩がなくなってしまったのはとても不思議です。雪解け時など水量の多い時は岩をも流す勢いがあるようなので、増水時には滝に近づかない方が無難のようです。
滝の左側は膨らんだ岩の上に緩やかなカーブを描いて落ちています。落ち葉が散りばめられており、彩りを添えています。
紅葉の滝は青空に映えて見事でした。
近年、滝口の右の柱状節理が一部崩落したとのことです。今の姿も今のうちだけかも知れません。
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